沖縄観光の定番スポットといえば「美ら海水族館」。
透き通った沖縄の海を再現した巨大な水槽や、世界でも珍しいジンベエザメが優雅に泳ぐ姿が見られるこの水族館は、海洋生物の美しさと神秘を存分に感じられる場所です。
自然豊かな沖縄の海を体感できる施設として、多くの観光客に愛されています。
初めて美ら海水族館を訪れる人はもちろん、何度も足を運んでいる方も、見どころや楽しみ方をしっかり押さえることで、さらに充実した時間を過ごすことができます。
この記事では、そんな美ら海水族館を思い切り楽しむためのポイントを徹底解説!
アクセス情報や館内のおすすめルートから、見逃せない展示や体験型アクティビティまで、あらゆる情報を詰め込みました。
沖縄旅行の思い出をさらに深く、豊かにする美ら海水族館の魅力をぜひご覧ください!
アクセス情報と基本情報
アクセス方法
沖縄美ら海水族館は、本部町にある海洋博公園内にあります。主な交通手段は、車(レンタカー含む)、高速バス、路線バス、タクシーがあります。
車
那覇空港から、高速道路利用を利用して約2時間で行くことができます。
カーナビで、「沖縄美ら海水族館」では検索できない場合は「海洋博記念公園」または「海洋博公園」で検索してください。
沖縄美ら海水族館の最寄りの駐車場は北ゲート駐車場(P7立体駐車場)です。
「P7(水族館駐車場)」の看板が目印です。
周辺には海洋博公園の駐車場もありますので混雑時はそちらもご利用ください。
海洋博公園の駐車場は全て無料です。
高速バス
那覇空港から直行便の高速バスが出ており、約2時間半で行くことができます。。
琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・やんばる急行バス・空港リムジンバス・カリー観光美ら海ライナーなど、合わせて1日28本ほどあり(2024年現在)、とても便利です。
詳しくは海洋博公園ホームページをご覧ください。
路線バス
ホテルから向かう場合は路線バスで行くことも可能です。
バス停「記念公園前(美ら海水族館)」に停車するバスをご利用ください。
ホテル前経由のバスもありますので、宿泊先に確認してみると良いでしょう。
タクシー
那覇空港から美ら海水族館までのタクシーを利用する場合は、所要時間は約2時間、料金の目安は約20,000円と言われています。
4人で乗車する場合、1人5,000円程となります。
往復で利用するなら観光タクシーもおすすめです。
タクシー会社によって異なりますが、10時間で30,000円~35,000円程で利用できるところもあります。
開館時間
美ら海水族館と隣接しているイルカラグーン・ウミガメ館・マナティー館や美ら海プラザは営業時間が異なりますので注意が必要です。
水族館
開館時間 | 8:30~18:30(入館締切 17:30) |
延長期間 | 2024年7月20日~7月31日 8:30~20:00(入館締切 19:00) |
ナイト期間 | 8:30~21:00(入館締切 20:00) |
休館日 | 毎年12月第1水曜日とその翌日に予定している休館日について、2024年は休館日を設けず、通常通り開館いたします。 |
イルカラグーン・ウミガメ館・マナティー館
開館時間 | 8:30~17:30 |
延長期間 |
美ら海プラザ
開館時間 | 8:30~18:30 |
延長期間 | |
ナイト期間 |
入館料金
大人 | 2,180円 |
中人(高校生) | 1,440円 |
小人(小・中学生) | 710円 |
6歳未満 | 無料 |
美ら海水族館の見どころ
美ら海水族館は、沖縄の美しい海や生物を体感できる世界有数の水族館で、さまざまな魅力的な展示やエリアが揃っています。
以下は、美ら海水族館の見どころです。
「黒潮の海」大水槽
美ら海水族館のシンボルともいえる「黒潮の海大水槽」は、世界でも最大級の水槽の一つで、ジンベエザメやマンタが泳ぐ姿を見ることができます。
特にジンベエザメは体長が8メートル以上に達することもあり、その大きさと迫力には圧倒されます。
この水槽は、沖縄の海流「黒潮」を再現し、魚たちが自然な動きで泳ぐ姿を間近で楽しめます。
水槽を眺めるエリアが広く、アクアルームや美ら海シアターでは座ってリラックスしながら観賞できるのも魅力です。
サンゴの海
沖縄の豊かなサンゴ礁を再現した「サンゴの海」エリアは、美しいサンゴとそこに生息する小さな魚たちが見られます。
このエリアは、自然光が差し込む開放的な設計になっており、実際の海にいるかのような感覚を味わえます。
サンゴの繁殖を成功させた施設としても注目され、沖縄の海の生態系保護に貢献しています。
深海の海
普段目にすることの少ない、沖縄の深海に生息する生物を展示している「深海の海」エリアでは、深海魚や奇妙な形をした生き物たちが生息する神秘的な世界を体感できます。
深海生物は独特の色彩や形を持っているため、海洋の深部の不思議さや自然の多様性を感じることができます。
熱帯魚の海
カラフルな熱帯魚たちが集まる「熱帯魚の海」エリアでは、沖縄ならではの美しい海の魚たちを観察できます。
特に子供やファミリーに人気のエリアで、カラフルな魚が舞う姿はとても癒されます。
熱帯魚の種類が豊富で、水槽の中で泳ぐ小さな魚たちを眺めることで、海洋生物の多様性を楽しむことができます。
おすすめアクティビティ&体験プログラム
黒潮探検(水上観覧コース)
「黒潮の海」大水槽を4階の水槽上部から自由に観覧できる人気のプログラム「黒潮探検」。
中々見ることができない、真上からのジンベイザメを観覧でき、スタッフによる解説も行われます。
観覧時間 | 8:30~11:00(入場締切10:45) 17:30~閉館まで(入場締切は閉館15分前まで) |
場所 | 「黒潮探検」入口 |
予約 | 不要 |
料金 | 無料 |
バックヤードツアー(予約制)
普段は見られない美ら海水族館の裏側を探検できる「バックヤードツアー」は、事前予約制の特別な体験です。
水槽の管理方法や海洋生物の飼育に関する裏側を学びながら、水族館のスタッフがどのように展示を維持しているかを知ることができます。
海洋生物に関心のある方や、より深い知識を得たい方にはおすすめのツアーです。
観覧時間 | ①10:00 ②11:00 ③12:00 ④13:00 |
場所 | 「サンゴの海」水槽前 |
予約 | 水族館3Fエントランス内 専用受付カウンター ※開館後、全ての回の受付を開始します(先着順) 。 |
料金 | 5,000円/グループ(現金のみ) |
オキちゃん劇場(イルカショー)
館外にある「オキちゃん劇場」では、イルカショーが無料で楽しめます。
イルカたちが披露するジャンプや技、愛らしいパフォーマンスは、大人から子どもまで幅広く楽しめる見どころです。
イルカたちの賢さや元気な姿に癒され、笑顔になること間違いなし。座席も多く、海を背景にした素晴らしい景観とともに楽しめるショーです。
観覧時間 | 10:30 11:30 13:00 15:00 17:00 |
場所 | オキちゃん劇場(海洋博公園内) |
予約 | 不要 |
料金 | 無料 |
夜の水族館(美ら海ナイトアクアリウム)
「美ら海ナイトアクアリウム」は、毎年8月のナイト期間18:00~21:00にのみ体験できる特別なイベントです。
昼間とは異なる幻想的な雰囲気の中で、静かに泳ぐ生物たちの姿を楽しめます。
イベントの時間には「黒潮の海」大水槽前にマット(数量限定)が用意され、デートスポットとしても人気があります。
観覧時間 | ナイト期間(8/1~8/31) 18:00~21:00(入館締切 20:00) |
レストラン情報&ギフトショップ
レストラン「イノー」
水族館の4Fにある、オーシャンビューのレストラン。
特にランチビュッフェがおすすめで、地元・本部町産あぐ~や沖縄の食材を生かした料理など28種とデザート・ソフトドリンクをオーシャンビューとともに楽めます。
営業時間 | 【モーニング】 9:00~10:00(L.O.9:30) 【ランチビュッフェ】 11:00~15:00(L.O.14:30) 【アラカルト】 15:30~17:30(L.O.16:30) |
場所 | 水族館の4F(水族館入館前でも利用できます) |
カフェ「オーシャンブルー」
ジンベエザメやナンヨウマンタたちが泳ぐ「黒潮の海」大水槽を眺めながら、くつろげるカフェ。
ジンベエザメを模した美ら海シーフードカレーやちゅらティー ジンベエザメ(バタフライピー)など、見た目も可愛いフードやドリンクが味わえます。
営業時間 | 8:30~18:00 ※8:30~9:00ドリンク・デザートのみ (フードラストオーダー17:00、ドリンクラストオーダー17:30、有料席最終受付17:20) |
場所 | 水族館内の1F |
カフェ「More Mare (モーレ マーレ)」
沖縄食材にこだわった無添加・無着色のジェラート屋さん。
読谷村の紅いもや、黒糖ラムレーズン・モリンガ茶など他ではなかなか味わえないジェラートを愉しめます。
営業時間 | 10:00~17:00 |
場所 | 総合休憩所 美ら海プラザ内 |
ショップ「ブルーマンタ」
沖縄のお土産のほか、水族館のオリジナルグッズを多数取りそろえています。
営業時間 | 8:30~18:30 |
場所 | 総合休憩所 美ら海プラザ内 |
オキちゃんショップ
「オキちゃん劇場」の前にあるショップで、イルカを中心としたオリジナルグッズ、オキちゃんショップ限定のグッズを多数取り揃えています。
営業時間 | 9:30~17:30 |
場所 | 「オキちゃん劇場」前 |
館外の見どころ・周辺観光スポット
マナティー館 & ウミガメ館
美ら海水族館のすぐ近くにある「マナティー館」では、温和でかわいいマナティーの姿をじっくり観察できます。
また、「ウミガメ館」では、絶滅が危惧されているウミガメの生態や保護活動について学びながら、彼らが優雅に泳ぐ様子を見ることができます。
これらのエリアは、無料で楽しめるのも嬉しいポイントです。
開園時間 | 8:30~17:30 【ナイト期間】 8:30~19:00 |
料金 | 無料 |
熱帯ドリームセンター
海洋博公園内にある植物園。
美しい熱帯・亜熱帯植物を展示しており、特に洋ランのコレクションが有名です。
世界的な規模の温室や遠見台もあり、沖縄の自然と美しい景観と植物を楽しむことができます。
また、季節ごとの花のイベントやガイドツアーも行われます。
開園時間 | 【10月~2月】 8:30~17:30 【3月~9月】 8:30~19:00 |
料金 | 大人(高校生以上)760円 小人(中学生以下)無料 |
海洋文化館(プラネタリウム)
海洋博公園内にある博物館で、海洋文化や伝統的な航海技術を紹介しています。
特に、ポリネシアやミクロネシアの伝統的なカヌーや航海術に焦点を当てた展示が魅力です。
最新技術を使ったシアターや、実際に触れる展示物を通じて、海と人々の関わりを学ぶことができます。
プラネタリウムではリクライニングシートにもたれかかりながら、「世界最高の星空」を堪能できます。
開園時間 | 【10月~2月】 8:30~17:30 【3月~9月】 8:30~19:00 |
料金 | 大人(高校生以上)190円 小人(中学生以下)無料 |
おきなわ郷土村・おもろ植物園
おきなわ郷土村・おもろ植物園は、文化・自然体験施設です。
郷土村では、琉球王国時代から現代に至る沖縄の伝統的な家屋が再現され、古い暮らしの風景を学ぶことができます。
一方、おもろ植物園は、沖縄の固有植物や伝統的な薬草、民謡「おもろさうし」に登場する植物などが展示されており、沖縄の自然と文化のつながりを感じられます。
歴史や文化、自然を学べる貴重な場所として、人気があります。
開園時間 | 【10月~2月】 8:30~17:30 【3月~9月】 8:30~19:00 |
料金 | 無料 |
エメラルドビーチ
海洋博公園内に位置する美しい人工ビーチ。
その名の通り、エメラルドグリーンに輝く海が特徴です。
ビーチは「遊びの浜」「憩いの浜」「眺めの浜」の3つに分かれています。
透明度の高い水と白い砂浜が広がり、穏やかな波で泳ぎやすい環境が整っています。
また、サンゴ礁や海洋生物も豊富で、シュノーケリングや海辺の散策も楽しめます。
遊泳期間 | 4月1日~4月30日 8:30~18:30 5月1日~8月31日 8:30~19:00 9月1日~9月15日 8:30~18:30 9月16日~9月30日 8:30~18:00 10月1日~10月31日 8:30~17:30 |
料金 | 無料 |
訪問前に知っておきたい豆知識
美ら海水族館を訪れる前に知っておくと便利な豆知識をいくつかご紹介します。
これらを事前に把握しておくことで、よりスムーズで充実した時間を過ごすことができるでしょう。
チケットは事前購入が便利
美ら海水族館のチケットは、オンラインでの事前購入が可能です。
混雑時には現地でチケットを購入するのに時間がかかることがあるため、特にピークシーズンや週末に訪れる場合は、オンラインでチケットを事前に買っておくと、待ち時間を短縮できます。
楽天トラベル観光体験で予約すると、楽天ポイントを利用できます。
朝早めの訪問がおすすめ
水族館は人気スポットのため、日中は観光客で混雑することが多いです。
ゆっくりと展示を楽しみたい場合は、開館時間(8:30)直後に訪れるのがおすすめです。
特に「黒潮の海大水槽」や人気のアクティビティを余裕を持って見たい場合は、早めの時間帯に訪問すると、快適に見学ができます。
大きな荷物はコインロッカーに
水族館入口(コーラルロビー)を入って左手にコインロッカーがあります。
利用時間は、8時30分~入館締切までです。
特大 (横35×奥行50×高さ78㎝) | 500円 |
大型 (横35×奥行46×高さ78㎝) | 300円 |
小型 (横35×奥行35×高さ37㎝) | 100円 |
音声ガイドが無料
沖縄美ら海水族館の各水槽の解説をスマートフォンで聞くことができる、音声ガイドが無料で利用できます。
「美ら海アプリ」をダウンロードするか、下記URLのページで聞くことができます。
音声ガイド(PDA)ファイル | 沖縄美ら海水族館 – 沖縄の美ら海を、次の世代へ。
イルカショーの時間を確認
人気の「オキちゃん劇場」で行われるイルカショーは、日によって開催時間が異なります。
美ら海水族館に到着したら、まずイルカショーのスケジュールを確認して、見逃さないようにしましょう。
座席が埋まりやすいので、ショーが始まる前に早めに会場に着くと良い場所を確保できます。
年間パスポートがお得
美ら海水族館では、年間パスポートの販売も行っています。
通常の入場券で2回以上訪れる場合は、年間パスポートを購入した方がお得です。
沖縄に長期滞在する予定がある方や、また再訪する予定がある方は検討してみましょう。
また、年間パスポートの所持者は、併設のレストランやカフェでの割引も利用できる特典があります。
再入場が可能
美ら海水族館では、一度入場してからでも同日に限り再入場が可能です。
例えば、途中で外に出てランチを楽しんだ後に再び入館したり、周辺のエリアを探索した後にもう一度展示を見に戻ったりすることができます。
再入場の際は、出口でスタンプをもらうことを忘れずに。
天候を気にせず楽しめる
美ら海水族館の大部分は屋内にあるため、雨の日でも問題なく楽しむことができます。
沖縄の天気は変わりやすいので、旅行中に天候が悪くなっても、美ら海水族館なら快適に過ごせます。天気が不安定な日は、あらかじめ予定に入れておくと安心です。
美ら海水族館で沖縄の海を満喫しよう!
美ら海水族館は、沖縄の豊かな海を体感し、海洋生物の神秘や美しさを存分に楽しめるスポットです。
ジンベエザメやマンタが泳ぐ圧巻の「黒潮の海大水槽」、カラフルなサンゴ礁や深海の不思議な生物など、展示の魅力は尽きません。
また、イルカショーやバックヤードツアー、触れる体験型プログラムといったアクティビティも充実しており、大人から子どもまで一日中楽しめる施設です。
沖縄の自然と海洋生物に触れ、感動や発見を得られる美ら海水族館は、訪れる価値が十分にある場所です。
次の沖縄旅行の際には、美ら海水族館で心癒されるひとときを過ごし、沖縄の海の魅力を満喫してみませんか?