電車での旅の楽しみの1つでもある駅弁。
コロナ禍で一時期、観光客が減ったことにより、様々な駅弁がお取り寄せを始めました。
様々な理由でなかなか旅行に行けない人たちにとっても、お取り寄せ駅弁はうれしい存在です。
忘れられないあの味や、食べてみたかったあの駅弁を、お取り寄せして自宅で楽しむのはいかがでしょうか。
今回は、買ってよかったお取り寄せできるおすすめ絶品駅弁を紹介します。
駅弁の歴史

駅弁の登場は、鉄道が開通してから10年ほど経った明治18年、宇都宮駅で日本で最初の駅弁が誕生しました。
当時の駅弁は、ゴマをまぶしたおにぎりと、たくあんを竹の皮で包んだ素朴なものでした。
明治時代の終わり頃、路線が拡大していきますが、一般人にはまだまだ高額な乗り物。
富裕層や、冠婚葬祭など特別な時に乗る乗り物の為、上品な「上等(幕内)弁当」が主流となっていきます。
その後、高度経済成長期に入り国民の生活水準があがり、旅に行く人が増え、その土地の名物をふんだんに使った、今の駅弁に近いものが主流となります。
お取り寄せ駅弁の魅力
ローカル駅の駅弁を楽しめる

お取り寄せ駅弁は、新幹線の通っていないローカル駅や、普段利用しない駅の駅弁が楽しめる所が、最大の魅力です。
家に居ながら、様々な土地の特産品が入った駅弁や、郷土料理が楽しめる、お取り寄せ駅弁。
駅弁での出会いが、訪れるきっかけになることもあるかもしれません。
温めて食べることができる

電車で食べるときは、冷たい駅弁。
お取り寄せ駅弁は、自宅で楽しめるので、直前に温めることができることも、魅力です。
まるで出来立てのような、温かい駅弁を味わってみませんか?
お酒と合う

駅弁は冷めても美味しいように、少し濃いめの味付けのものが多いです。
お風呂上りや、夏の暑い時期には特に美味しく、お酒にも合い、夕飯としても最適です。
おすすめの絶品お取り寄せ駅弁
【北海道】長万部駅 かなやのかにめし
北海道の人気の駅弁、かにめし本舗かなやの「かにめし」。
昭和25年の創業以来、守り抜いてきた伝統の製造方法で作る、こだわりのかにめしです。
じっくり時間をかけて炒ることで、カニの香ばしさがさらに引き出され、フワッとしたカニ身とシャキッとした筍の食感が絶妙に絡みます。

【富山】富山駅 ますのすし
富山のお土産として有名な、源の「ますのすし」。
高級料亭旅館だった源が、“鱒寿司の美味しさを、富山を代表する食に育てたい”という想いから、明治45年に駅弁「ますのすし」の販売。
以降100年以上も愛されている駅弁です。

【山梨】小淵沢駅 そば屋の天むす
蕎麦屋のサイドメニューから始まり、人気に火が付き商品化された、丸政の「そば屋の天むす」。
もちもちしたご飯には、木耳の佃煮が混ぜ込まれ、ぷりぷりしたエビとの相性が抜群の駅弁です。
【石川】加賀温泉駅 炙りのどぐろ棒寿司
100年以上石川で弁当を作っている「駅弁たかの」の人気商品。
金沢名物ののどぐろを炙り贅沢に使用した棒寿しです。
炙った脂の乗ったのどぐろの美味しさと白板昆布の旨味を堪能できる駅弁です。
【静岡】修繕寺駅 武士のあじ寿司
お米から必要なものが同封された、自分で作るお弁当。
丁寧に骨抜きされ、旨味が引き出されたあじと、静岡県松崎町の名産品、桜葉漬けがアクセントの絶品駅弁です。
生のわさびが余ることを想定し、鰹節もついている、おもてなしも嬉しい逸品。
【奈良】奈良駅 柿の葉寿司
大正10年創業、奈良の郷土料理「柿の葉寿司」を製造するゐざさ中谷本舗。
手軽に食べれて衛生的。関西では駅弁の定番となっています。
秘伝の出汁と合わせ酢で炊き上げたこだわりのシャリと、ネタの種類も豊富で、飽きの来ない美味しさです。

【兵庫】新神戸駅 ひっぱりだこ飯
蛸壺風の容器に思い出のある方も多いはず。
お取り寄せでは紙の容器となりますが、美味しさ変わらず、真だこ、穴子、そして出汁のきいた季節の野菜を堪能できます。
【兵庫】姫路駅 あなごめし
姫路名物の「えきそば」の名店の駅弁です。
自慢のタレでふんわり柔らかく煮込んだ、大きなあなごが乗った駅弁。
隣に添えられた、甘く煮た椎茸と紅ショウガが穴子の美味しさを引き立てます。

【岡山】岡山駅 桃太郎の祭ずし
岡山の郷土料理のばら寿司を、日持ちするよう、酢飯の上に具材を並べるようにした祭ずし。
13種の食材を使い、シンプルながら具材の味を堪能できます。
岡山のヒーローである桃太郎をパッケージに、ピンクの桃型容器がかわいく人気の駅弁です。
【愛媛】今治駅 鯛めし弁当
問い合わせが急増し、冷蔵でお取り寄せ開始させた、大正13年創業から続く老舗「二葉」の鯛めし弁当。
来島海峡の激しい潮流に揉まれた大ぶりの真鯛をふっくらと焼き上げた、身は絶品。
鯛の旨味を吸ったごはんと黄金の鯛めしを堪能できます。
【福岡】折尾駅 東筑軒かしわめし
大正10年から愛される伝統の味、折尾名物「かしわめし」。
鶏の旨味と秘伝のスープを使った炊き込みご飯の上に、鶏肉と卵があしらわれ、刻みのりとの相性も抜群。
最後まで飽きずに楽しめる駅弁です。
【鹿児島県】出水駅 博多かしわめし
郷土の味を追求し九州の美味しさを全国に届けるために、米の仕込みや調味料にこだわっている「松栄軒」。
「博多かしわめし」は、じっくり煮だした鶏だしをふんだんに使い、味わい深い鶏めしです。
絶品お取り寄せ駅弁を紹介しました
お取り寄せ駅弁は、地域の特産品や文化を体験しながら、美味しい食事を楽しむことができる素晴らしい食品です。
次の旅に思いを馳せながら、自宅で駅弁を楽しむのはいかがでしょうか。