近年自宅で確定申告を行う方も多いのではないでしょうか?

個人事業主に限らず、ふるさと納税した方や医療費控除などを受けたい方は、確定申告が必要となる場合があります。

この時期、税務署は混雑しますしできれば自宅で対応したいですよね。

自宅でe-Tax(国税電子申告・納税システム)を使用して、手続きや申告を行う場合、ICカードリーダライタが必要となります。

対応機種であればスマートフォンでも代用できますが、主にパソコンで作業される方や税務関連の手続き申請を行いたい方はICカードリーダライタを利用する方がスムーズに作業が行えます。

今回は、確定申告におすすめのe-Tax・マイナンバーに対応したICカードリーダライタをご紹介します。

ICカードリーダライタの選び方

ICカードリーダライタ

パソコンOSに対応している製品を選ぶ

自身のパソコンのOS(macやWindowsのバージョン)やCPU(Windowsの場合64bit・32bit)を確認し、対応しているICカードリーダライタを選ぶようにしましょう。

パソコンを変えると使えない場合もあるので、この記事では特に幅広いOSに対応しているものを厳選し紹介させていただきます。

対応機種はこちらのページに掲載されています(外部ページ)

対応カードで選ぶ

ICカードリーダライタの中には、マイナンバーカードの他にも、電子マネーのチャージや交通系ICカード車検証の読み取りなどに対応したモデルもあります。

よく利用されるサービスにも対応していると便利です。

読み取り方式で選ぶ

読み取り方式は大きく分けて以下の2種類です。

  • 接触型
  • 非接触型

接触型

カードを差し込んで使うタイプのICカードリーダライタ。

安価な場合が多く、費用を抑えたい方におすすめです。

非接触型

かざして読み取るタイプのICカードリーダライタ。

電子マネーや交通系ICカードに対応していることが多く、これから先のことを考えると、ICチップの位置に関係なく使う事ができるこちらのタイプが、長く使える印象です。

初期設定の方法で選ぶ

挿すだけで使う事ができるドライバーを自動インストールタイプと、説明書に書かれているサイトからドライバーをダウンロード・インストールするタイプの2種類が主流です。

自動インストールタイプは、初期設定が苦手な方におすすめです。

接続方法で選ぶ

パソコンとの接続方法は、Bluetoothで接続するタイプやUSBで接続するタイプがあります。

Bluetoothタイプはまだ市場に少なく、比較的高価になります。

長くお使いのパソコンでは、Bluetoothの搭載がないタイプもあるので事前に確認しておきましょう。

USB TypeAのモデルが多いので、macの方は変換アダプタの用意もあれば安心です。

サイズで選ぶ

確定申告の期間である年始は忙しいシーズンでもあります。

移動しながらの仕事をする場合や、持ち運びする場合は、コンパクトなサイズのものがおすすめです。

またパソコン周辺機器は、続々と増えていくもの。

ICカードリーダライタを頻繁に使用しない場合は、収納場所も考慮し選ぶようにしましょう。

おすすめのICカードリーダライタ

SONY(ソニー)PaSoRi RC-S300

シンプルでスタイリッシュなデザインのSONY(ソニー)の「PaSoRi RC-S300」。

費用も非接触式ICカードリーダライタの中では安価で、初期設定も自動インストールで楽々。

コンパクトで収納場所も取りません。

対応カードマイナンバーカード
交通系ICカード13社
対応OSmacOS 11/10.15
Windows 11/10/8.1
読み取り方式非接触型
接続方法USB TypeA
初期設定自動インストール

アイ・オー・データ 非接触式ICカードリーダライタ USB-NFC4S

国内企業(本社:石川県金沢市)のアイ・オー・データ機器のICカードリーダーライタ、USB-ICCRW2。

初期設定は自動インストール(macOS12以前は手動)で、さらに標準で3年保証を付帯。

非接触式ICカードリーダライタの中では、安価で保証も手厚いのでおすすめです。

対応カードマイナンバーカード
HPKIカード(医師資格証・薬剤師資格証)
税理士用電子証明書
IC運転免許証
e-Passport
電子車検証
対応OSWindows 11/10
macOS 10.15/11/12/13
読み取り方式非接触型
接続方法USB TypeA
初期設定自動インストール

サンワサプライ 非接触式ICカードリーダライタ ADR-MNICU3

パソコ周辺機器でおなじみの国内メーカー(本社:岡山県岡山市)サンワサプライ。

ケーブル紛失の心配がない一体型で、比較的古いOSにも対応しており、職場等で複数人で使用するならこちらがおすすめです。

対応カード電子車検証
IC運転免許証
Felica
Myfare
マイナンバーカード
ICチップのついた住民基本台帳カード
税理士カード
医師資格証(HPKIカード)
対応OSWindows 11・10・8.1・8
macOS(Monterey)12
macOS(BigSur)11
macOS 10.12~10.15
読み取り方式非接触型
接続方法USB TypeA
初期設定手動インストール

アイ・オー・データ BLE-NFC Bluetooth(R)v5.0対応 非接触ICカードリーダーライター

WindowsユーザーでBluetooth対応タイプをお探しの方におすすめの、アイ・オー・データの非接触ICカードリーダーライターBLE-NFC。

柔道整復師、あん摩マッサージ師、はり師、きゅう師の施術所におけるオンライン資格確認にも対応しています。

BluetoothとUSBの2パターンで使用できます。

対応カードマイナンバーカード
HPKI(医師資格証・薬剤師資格証)カード
IC運転免許証
e-Passport
電子車検証
対応OS■USB接続時
Windows 11
Windows 10
macOS 11~13

■Bluetooth接続時
Windows 11
Windows 10(32/64bit)
読み取り方式非接触型
接続方法Bluetooth / USB TypeA
初期設定手動インストール

ELECOM(エレコム)接触式ICカードリーダライタ MR-ICD102BK

とにかくコンパクトで持ち運びも便利、忙しい方にもおすすめのELECOM(エレコム)の接触式ICカードリーダライタ MR-ICD102BK。

クルっと回して収納でき、USBメモリほどのサイズになります。

対応カードマイナンバーカード
医師資格証(HPKIカード)
対応OSWindows11、10、8.1、7
macOS Monterey(12.0)
macOS Big Sur(11.0)
macOS Catalina(10.15)
読み取り方式接触型
接続方法USB TypeA
初期設定手動インストール

アイ・オー・データ 接触式ICカードリーダ USB-ICCRW2

まずは試してみたいという方におすすめの、アイ・オー・データの接触式ICカードリーダライタ、USB-ICCRW2。

2000円程で購入でき、3年保証付き。

ドライバ自動インストールでパソコンが苦手な方にも安心です。

対応カードマイナンバーカード
医師資格証カード(HPKIカード)
対応OSWindows11
Windows 10 ※1
macOS 10.14〜12
※1 Windows ARMベースのパソコンおよびWindows Sモードには対応していません
読み取り方式接触型
接続方法USB TypeA
初期設定自動インストール

GOPPA(ゴッパ)接触型ICカードリーダー GP-ICCR

ケーブルを収納でき、持ち運びや保管に便利な、GOPPA(ゴッパ)の接触型ICカードリーダー GP-ICCR。

ドライバは自動インストールで初期設定も簡単。

対応カードマイナンバーカード
住民基本台帳カード
税理士カード等
対応OSWindows 11/10/8.1/7/Service Pack 1(64bit)
macOS 10.14~10.15
macOS 11.1~12
読み取り方式接触型
接続方法USB TypeA
初期設定自動インストール

おすすめICカードリーダライタで自宅で確定申告しよう

ICカードリーダライタを使用すれば、税務署まで行かずに、24時間確定申告ができます。

また個人事業主の方は、開業届や変更届等の申告申請にも便利です。

実際スマートフォンで代用した時と比べて、かなりスムーズに作業できるようになりました。

この機会にICカードリーダライタを導入を検討してはいかがでしょうか。

Bluetooth対応モデルについてはこちらの記事で紹介しています。