11月は、各地で紅葉が見頃を迎え、秋らしい景色を楽しみながら旅行するのにぴったりの季節です。
気温が下がってくるので温泉も気持ちよく、地域によってはカニなど冬の味覚も楽しめるようになります。
一方で、京都や日光など有名な紅葉スポットはかなり混雑する時期。「せっかくなら紅葉を見たいけれど、人が多すぎる場所は避けたい」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、11月におすすめしたい国内旅行先の中から、紅葉や温泉、街歩きなどを楽しめる10エリアを紹介します。
定番の観光地だけに絞らず、秋ならではの景色を楽しみながら比較的ゆったり旅行しやすい場所も選びました。
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11月は紅葉と温泉を一緒に楽しめる季節
11月の国内旅行でまず楽しみたいのが紅葉です。
東北や標高の高い場所では紅葉シーズンが終盤を迎える一方、関西・中国・四国・九州では11月に見頃を迎えるスポットも多くあります。
紅葉の時期が地域によってずれるため、旅行する日程に合わせて行き先を選びやすいのも11月の特徴です。
また、朝晩は冷え込む日が増え、温泉旅行にもいい季節。城崎温泉や道後温泉、嬉野温泉など、温泉街そのものを楽しめる場所なら、紅葉だけを目的にしなくても秋らしい旅行ができます。
倉敷や尾道、松江など、暑い時期には少し大変な街歩きを楽しむ旅にもおすすめです。
11月の国内旅行におすすめの穴場スポット10選
滋賀・大津/湖西|琵琶湖と秋景色を楽しむ

京都の紅葉は見たいけれど、混雑が気になる。そんな人に候補にしてほしいのが、京都の隣にある滋賀県です。
11月は寺社や山々が色づき、琵琶湖周辺でも秋らしい景色を楽しめます。京都と組み合わせるのもいいですが、あえて滋賀をメインにしてゆっくり過ごすのもおすすめです。
湖西まで足を延ばすなら、約2.4kmにわたって約500本のメタセコイアが並ぶ「メタセコイア並木」も人気。まっすぐ続く並木道と山々がつくる景色は、寺社の紅葉とはまた違った雰囲気があります。
ただし、メタセコイア並木は紅葉シーズンになると混雑することもあります。「滋賀=どこでも空いている」というわけではないので、人気スポットは時間に余裕を持って訪れましょう。
11月におすすめのポイント
- 琵琶湖と紅葉を一緒に楽しめる
- 京都とは違った秋の景色を楽しめる
- 寺社巡りから湖畔の観光まで選択肢がある
- 京都と組み合わせた旅行もしやすい
和歌山・高野山|寺院を彩る紅葉と静かな山旅

11月に少し落ち着いた秋旅を楽しみたいなら、高野山も候補です。
標高の高い高野山は和歌山県内でも早い時期に紅葉が進み、奥之院や壇上伽藍などの寺院と色づいた木々がつくる、高野山ならではの秋景色を楽しめます。
なかでも壇上伽藍へと続く蛇腹路は紅葉スポットとして人気。寺院と紅葉が重なる景色には、一般的な紅葉名所とは違った趣があります。
また、高野山は日帰りだけでなく宿坊に泊まる旅行もできます。お寺を巡ったり精進料理を味わったりしながら、ゆっくり過ごしたい人にも向いています。
標高が高いため、11月は平地より冷え込みます。特に朝晩に備えて、暖かい服装を用意しておくと安心です。
11月におすすめのポイント
- 寺院と紅葉を一緒に楽しめる
- 大阪方面から公共交通機関でもアクセス可能
- 宿坊に泊まる旅行もできる
- 落ち着いた秋旅を楽しみたい人におすすめ
岡山・倉敷|過ごしやすい11月に美観地区をのんびり散策

紅葉だけを目的にせず、街歩きを楽しみたい人には倉敷がおすすめです。
白壁の蔵屋敷や柳並木が残る倉敷美観地区は、歩いて巡るのが楽しいエリア。暑さが落ち着く11月なら、町家を利用したカフェやショップに立ち寄りながら散策しやすくなります。
大原美術館でアートを楽しんだり、倉敷川沿いを歩いたりと、ひとつのエリアでゆっくり過ごせるのも魅力です。
岡山駅から倉敷駅までは電車で移動でき、美観地区も倉敷駅から徒歩圏内。車を使わない国内旅行の候補にも入れやすい場所です。
11月におすすめのポイント
- 暑さが落ち着き街歩きしやすい
- 美観地区や美術館をゆっくり巡れる
- カフェやショップも多い
- 車なしでも観光しやすい
広島・尾道|坂道と瀬戸内海を眺めながら秋の街歩き

坂道や路地を歩きながら瀬戸内海の景色を楽しめる尾道。たくさん歩く街だからこそ、暑さが落ち着く11月は観光しやすい季節です。
尾道駅周辺から千光寺方面へ向かえば、昔ながらの町並みや寺院、坂道の途中から見える瀬戸内海など、尾道らしい風景に次々と出会えます。
千光寺公園から尾道水道を眺めたり、商店街で尾道ラーメンを食べたり、古民家カフェで休憩したりと、急いで観光スポットを回るよりものんびり歩く旅が似合います。
時間があれば、しまなみ海道方面と組み合わせるのもおすすめです。
11月におすすめのポイント
- 秋は坂道や路地を歩きやすい
- 瀬戸内海の景色を楽しめる
- 寺巡りやカフェ巡りができる
- しまなみ海道と組み合わせやすい
島根・松江|城下町と宍道湖をゆっくり楽しむ

松江は、松江城を中心とした城下町と宍道湖の景色を楽しめる街です。
松江城周辺には武家屋敷や小泉八雲ゆかりのスポットなどがあり、街を歩きながら歴史に触れられます。堀川を小船で巡る堀川遊覧船を利用すれば、歩いて見るのとは違った角度から城下町を楽しめるのも松江ならではです。
そして、松江で見逃したくないのが宍道湖の夕日。旅行中に天気と時間が合えば、夕暮れに合わせて湖畔へ行ってみるのもおすすめです。
松江しんじ湖温泉に泊まったり、少し足を延ばして出雲大社へ行ったりと、1泊2日から2泊3日程度の旅行にも組み込みやすいエリアです。
11月におすすめのポイント
- 松江城を中心に城下町を散策できる
- 宍道湖の夕日を楽しめる
- 温泉と街歩きを組み合わせられる
- 出雲方面への周遊旅行もしやすい
兵庫・城崎温泉|温泉街散策とカニを楽しむ11月旅

寒くなり始める11月は温泉旅行に行きたくなる季節。なかでも城崎温泉は、温泉だけでなく秋から冬の味覚も楽しみたい人におすすめです。
城崎温泉には7つの外湯があり、浴衣を着て温泉街を歩きながら外湯めぐりを楽しめます。柳並木や大谿川に架かる橋など昔ながらの温泉街らしい風景が残り、温泉に入るだけでなく街歩きを楽しめるのも魅力です。
さらに11月は、松葉ガニのシーズンが始まる時期。例年11月6日に漁が解禁され、旅館や飲食店でもカニ料理を楽しめるようになります。
紅葉を楽しむなら、城崎温泉ロープウェイで大師山へ。山頂からは城崎の街並みや円山川、日本海まで見渡せます。
11月におすすめのポイント
- 温泉が気持ちよくなる季節
- 11月から松葉ガニのシーズンが始まる
- 浴衣で外湯めぐりを楽しめる
- 電車でアクセスでき、車なしでも旅行しやすい
大分・耶馬溪|九州を代表する渓谷で紅葉を満喫

11月に九州で紅葉を楽しむなら、大分県中津市の耶馬溪も候補です。
奇岩や渓谷がつくるダイナミックな景観で知られ、秋になると山々が赤や黄色に色づきます。
なかでも一目八景は、周囲の奇岩と紅葉を一度に眺められる耶馬溪を代表する景勝地。岩肌と色づいた木々が重なる秋らしい風景を楽しめます。
ほかにも青の洞門や羅漢寺など見どころが点在しているため、周辺を含めて巡るのがおすすめです。
ただし、耶馬溪は鉄道駅から離れた場所に観光スポットが点在しています。車があるほうが動きやすいため、レンタカーを利用する旅行やドライブを兼ねた紅葉旅に向いています。
11月におすすめのポイント
- 九州で紅葉を楽しみたい人におすすめ
- 渓谷と紅葉がつくる雄大な景色
- 一目八景や青の洞門など見どころがある
- ドライブを兼ねた秋旅行に向いている
香川・小豆島|寒霞渓の紅葉と瀬戸内の島旅

瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、紅葉と島旅を一度に楽しめる11月におすすめの旅行先です。
秋に訪れたいのが、日本三大渓谷美のひとつとして知られる寒霞渓。切り立った岩壁や渓谷を木々が彩り、秋には多くの人が紅葉を目当てに訪れます。
寒霞渓ロープウェイを利用すれば、空中から渓谷を眺められるのも魅力。山頂からは瀬戸内海や周辺の島々まで見渡せます。
小豆島にはほかにも、オリーブ公園やエンジェルロードなどの観光スポットがあります。フェリーに乗るところから旅行気分を味わえるので、いつもの温泉旅行や紅葉名所とは少し違う11月旅をしたい人にもおすすめです。
11月におすすめのポイント
- 寒霞渓の紅葉を楽しめる
- ロープウェイから秋の渓谷を眺められる
- 紅葉と瀬戸内の島旅を組み合わせられる
- オリーブ公園など紅葉以外の見どころも多い
愛媛・道後温泉/松山|温泉と城下町を楽しむ秋旅行

11月に温泉と観光の両方を楽しみたいなら、愛媛県松山市もおすすめです。
松山を代表する観光スポットのひとつが道後温泉。温泉街には道後温泉本館をはじめとした入浴施設や飲食店、土産物店などが集まり、浴衣で散策するのも楽しみのひとつです。
市内中心部では松山城も外せません。ロープウェイやリフトを利用して山の上へ向かい、天守から松山市街を眺められます。
道後温泉と松山市中心部は路面電車で移動できるので、車なしで旅行しやすいのもポイント。温泉と街歩きを組み合わせた1泊2日の旅行にも向いています。
11月におすすめのポイント
- 温泉と市内観光を両方楽しめる
- 道後温泉街を散策できる
- 松山城など歴史スポットもある
- 路面電車を利用して車なしでも観光しやすい
佐賀・嬉野温泉/有田|温泉と焼き物の町を巡る

最後に紹介するのは、佐賀県の嬉野温泉と有田です。
嬉野温泉は、とろりとした肌触りのお湯で知られる温泉地。気温が下がってくる11月は、温泉を目的にのんびり旅行するのにちょうどいい季節です。
温泉街では湯めぐりをしたり、嬉野茶や温泉湯どうふを味わったりしながらゆっくり過ごせます。
少し足を延ばせば、有田焼で知られる有田へ行くこともできます。窯元やショップを巡って器を探したり、歴史ある町並みを歩いたりと、紅葉を見るだけではない秋旅行を楽しめます。
西九州新幹線の嬉野温泉駅があるため、鉄道を使った旅行先としても検討できます。
11月におすすめのポイント
- 温泉でゆっくり過ごせる
- 嬉野茶や温泉湯どうふなどの名物がある
- 有田と組み合わせて焼き物巡りができる
- 紅葉だけを目的にしない11月旅行にもおすすめ
11月の国内旅行で気をつけたいポイント
11月は紅葉や温泉、街歩きなどを楽しみやすい一方で、上旬と下旬、旅行する地域によって気温にかなり差があります。
旅行先を決めるときは、紅葉の見頃だけでなく気温や混雑状況も確認しておきましょう。
11月の服装は旅行先に合わせて調整する
11月は秋から冬へと季節が進む時期です。
日中は過ごしやすくても朝晩は冷え込むことがあり、山間部ではさらに気温が低くなります。高野山や寒霞渓など標高の高い場所へ行く場合は、平地より暖かい服装を準備しておくと安心です。
反対に、日中に歩いていると暑く感じることもあります。カーディガンやアウターなど、脱ぎ着して調節しやすい服装が便利です。
11月後半になると冬に近い寒さになる地域もあるため、旅行直前に現地の天気予報と最低気温まで確認しておきましょう。
紅葉の見頃は同じ11月でも場所によって違う
「11月=どこでも紅葉が見頃」というわけではありません。
標高の高い場所では11月上旬には見頃を迎えていることがある一方、比較的暖かい地域では11月中旬から下旬にかけて色づきが進む場所もあります。
また、その年の気温によって見頃が前後することもあります。
紅葉を旅行の一番の目的にする場合は、例年の見頃だけで判断せず、旅行前に観光協会や施設などが発信している最新の紅葉情報を確認するのがおすすめです。
人気の紅葉スポットは「穴場」でも混雑することがある
今回紹介した旅行先には、京都や日光ほど全国的に知られていなくても、紅葉シーズンになると多くの観光客が訪れる場所があります。
特にメタセコイア並木や高野山、耶馬溪、寒霞渓などは、紅葉の見頃と週末が重なると混雑することもあります。
できるだけゆっくり観光したいなら、平日を選んだり、人気スポットは朝から訪れたりするのもひとつの方法です。
紅葉だけに予定を詰め込みすぎず、温泉や街歩き、グルメなどを組み合わせておくと、紅葉のピークから多少ずれても旅行を楽しみやすくなります。
まとめ|11月は紅葉だけでなく温泉や街歩きも楽しもう
11月は各地で紅葉が見頃を迎え、少しずつ寒くなるにつれて温泉も楽しみになる季節です。
京都や日光などの定番スポットも魅力的ですが、少し行き先を変えてみると、紅葉と温泉を一緒に楽しめる場所や、秋の街歩きにぴったりの場所もたくさんあります。
今回紹介した中でも、紅葉を目的にするなら高野山や耶馬溪、小豆島、温泉を楽しみたいなら城崎温泉や道後温泉、嬉野温泉がおすすめです。
紅葉だけにこだわらず、倉敷や尾道、松江でのんびり街を歩く旅行も11月ならではの楽しみ方。
旅行する時期と紅葉の見頃を確認しながら、自分に合った11月の旅先を探してみてください。