旅先のホテルで外の騒音が気になって眠れなかった、新幹線や飛行機の中でうとうとしたいのにエンジン音が耳につく、隣のいびきで目が覚めてしまった……そんな経験、一度くらいはあるんじゃないでしょうか。

移動中や旅先での睡眠って、とにかく音の問題がつきものですよね。

自宅みたいに騒音をコントロールできない環境でも、耳栓ひとつ持っておくだけでぐっと眠りやすくなります。

この記事では、遮音性に優れた睡眠向けの耳栓を8種類ご紹介します。

タイプ別の特徴や選び方もあわせて解説しているので、ぜひ自分に合う一本を見つけてみてください。

旅行・移動中の睡眠に耳栓が向いている理由

飛行機のエンジン音は約80〜85dB、新幹線の車内は60〜70dB程度といわれています。

普通の会話が約60dBなので、移動中はずっと誰かと会話し続けているくらいの音量が耳に届いている計算になります。

こういう持続的な騒音って、深い眠りを妨げるだけじゃなく、気づかないうちに体を疲れさせてしまうんですよね。

旅先のホテルも、壁が薄かったり大通り沿いだったりと、自宅より音が多い環境であることが多いです。

荷物のすみに耳栓を1セット忍ばせておくだけで、旅行中の睡眠の質がかなり変わってきます。

耳栓を選ぶときのポイント

NRR値・SNR値で遮音性を確認する

耳栓のパッケージには「NRR〇〇dB」「SNR〇〇dB」という数値が書いてあります。

NRRはアメリカ基準、SNRはヨーロッパ基準の表記で、同じ製品でもSNRのほうが数値が高く出る傾向があります(おおよそSNRからマイナス5dBがNRRの目安)。

睡眠用として使うなら、NRR値で20dB以上、できれば30dB前後を目安にすると、いびきや生活音をしっかり軽減できます。

移動中のエンジン音や車内ノイズまで気になるなら、30dB以上あると安心です。

タイプ別の特徴を知っておく

フォームタイプ(発泡ウレタン)は耳の形に合わせて膨らむので遮音性が高く、横向きに寝ても出っ張りが少なくて痛くなりにくいのが魅力です。

使い捨てのものが多いので衛生的ですが、消耗コストはかかります。

フランジタイプ

フランジタイプ(シリコン・樹脂製)は繰り返し使えて経済的。

洗えるのでいつでも清潔に使えます。

飛行機専用の気圧調整機能付きモデルもこのタイプが多いです。

シリコン粘土タイプ

シリコン粘土タイプは耳穴に差し込まずに入口をふさぐ形で、耳の中が蒸れにくく圧迫感が少ないのが特長。

フォームタイプが苦手な方の選択肢として注目されています。

旅行なら携帯性もチェック

ケース付きのものなら、バッグの中で耳栓がつぶれたり行方不明になったりするリスクが減ります。

フォームタイプは特に形が崩れやすいので、ケースつきのモデルを選ぶか、別途ケースを用意しておくのがおすすめです。

遮音性最強クラスのおすすめ耳栓

サイレンシア レギュラー(DKSH Japan)

旅行用耳栓といえばまずこれ、というくらい定番のロングセラーです。

ポリウレタン素材のやわらかいフォームが耳にじんわりフィットして、NRR 32dBという高い遮音性を発揮します。

特に耳障りな高周波ノイズをカットするのが得意なので、ホテル周辺の環境音や機内のざわめきを和らげたいときに重宝します。

抗菌・抗ウイルスコーティングが施されており、衛生面でも安心。

遮音性NRR 32dB
タイプフォームタイプ(使い捨て)
繰り返し使用不可
素材ポリウレタン
付属品2ペア+携帯ケース(通常パッケージ)

サイレンシア スリープ(DKSH Japan)

サイレンシアの睡眠に特化したモデルです。

2サイズがセットになっているので、耳の大きさに合わせて試せるのが嬉しいところ。

レギュラーよりも形状が睡眠向けに最適化されていて、長時間つけていても疲れにくい設計になっています。

旅先のホテル泊はもちろん、夜行バスや夜行新幹線で少しでも眠りたいというときにも活躍してくれます。

遮音性NRR 32dB・SNR 37dB(ブルーマーブル)
NRR 30dB・SNR 33dB(ピンクマーブル)
タイプフォームタイプ(使い捨て)
繰り返し使用不可
素材ポリウレタン
付属品2サイズセット

サイレンシア フライト(DKSH Japan)

飛行機での移動に特化した耳栓です。

内部に気圧調整フィルターが内蔵されていて、離着陸のときの急激な気圧変化を緩やかにしてくれます。

耳の痛みや不快感を抑えながら、機内のノイズもカットできるので、フライト中の睡眠にそのまま使えます。

繰り返し使えてケース付きなので、旅行バッグに入れっぱなしにしておけるのも便利。

飛行機によく乗る方や、着陸時に耳が痛くなりやすい方にはとくにおすすめしたいモデルです。

遮音性SNR 22dB
タイプフランジタイプ(繰り返し使用可)
繰り返し使用
素材シリコン
付属品携帯ケース

MOLDEX Meteors(モルデックスジャパン)

アメリカのブランドMOLDEX(モルデックス)の代表モデルのひとつで、フォームタイプとして最高クラスのNRR 33dBを実現しています。

低反発素材が耳の形に自然と馴染んで、適度な復元力でしっかりフィット。

長時間つけていても圧迫感が出にくく、寝返りを打っても外れにくいと評判です。

コンパクトなサイズで耳穴からはみ出しにくく、横向きで枕に頭を乗せても気になりません。

遮音性NRR 33dB
タイプフォームタイプ(使い捨て)
繰り返し使用不可
素材低反発ウレタンフォーム

MOLDEX SparkPlugs(モルデックスジャパン)

モルデックスの中でも「睡眠用といえばSparkPlugs」と挙げるユーザーが多い人気モデルです。

マーブル模様のユニークな見た目ですが、素材がとてもやわらかく、耳への圧迫感が少ない点が睡眠向けとして高く評価されています。

NRR 33dBの遮音性を持ちながら、アラームなど高周波の音域を比較的通しやすい設計になっているため、目覚ましが聞こえやすいという声もあります。

遮音性は欲しいけれど耳への負担もできるだけ減らしたい、という方にとくに向いているモデルです。

遮音性NRR 33dB
タイプフォームタイプ(使い捨て)
繰り返し使用不可
素材低反発ウレタンフォーム

MOLDEX Camo Plugs(モルデックスジャパン)

SparkPlugsと同じくNRR 33dBのモルデックスモデルです。

カモフラージュ柄のデザインが目を引きますが、テーパー形状が耳孔にスムーズにフィットして、装着感の安定感に定評があります。

SparkPlugsよりやや素材に張りがあるため、しっかりと耳に密着させたい方に向いています。

ケース付きのモデルも展開されているので、旅行中の持ち運びも問題なし。

デザインにこだわりたい方にも選びやすいモデルです。

遮音性NRR 33dB
タイプフォームタイプ(使い捨て)
繰り返し使用不可
素材低反発ウレタンフォーム
付属品ケース付きモデルあり

Loop Quiet 2(Loop Earplugs)

ベルギー発のブランドLoopの、遮音に特化したモデルです。

リング状のスタイリッシュなデザインが特徴的で、旅行好きやおしゃれに気を使う方からも支持されています。

SNR 24dBはフォームタイプと比べると数値は控えめですが、シリコン素材のやわらかさで横向きに寝ても耳が痛くなりにくく、長時間の使用でも快適です。

4サイズのイヤーチップが付属しているので、耳穴の大きさに合わせてぴったりのサイズを選べます。

洗えて繰り返し使えるため、旅行のたびに持ち歩く耳栓として使いやすいモデルです。

完全な無音というより「音の圧をやわらげてリラックスしたい」という方や、着け心地を最優先にしたい方に合っています。

遮音性SNR 24dB(NRR 14dB)
タイプフランジタイプ(繰り返し使用可)
繰り返し使用
素材ソフトタッチシリコン
付属品XS/S/M/L 4サイズイヤーチップ+キャリーケース

ピップ イヤーホリデイ ケース付(ピップ)

日本メーカーのピップが販売するベル型フォーム耳栓です。

「ホリデイ」という名前のとおり旅行での使用を意識した設計で、ケース付き2組入りというパッケージも旅行向きです。

やわらかいスポンジ素材で耳への優しいフィット感が特長で、ガッツリ遮音するというよりは、ホテルの壁越しの音や軽いいびき程度を和らげたいときに向いています。

遮音性実測値 平均16dB程度
タイプフォームタイプ(使い捨て)
繰り返し使用不可
素材ポリウレタン(ソフト素材)
付属品2ペア+携帯ケース

耳栓の売れ筋ランキング

シーン別・こんな方にはこのタイプ

飛行機

飛行機移動が多く、耳の痛みも気になるという方には、サイレンシア フライトが最適です。

気圧調整とノイズカットをひとつでカバーしてくれます。

新幹線・夜行バス・ホテル

新幹線・夜行バス・ホテルでとにかく遮音性を優先したいという方には、NRR 33dBのモルデックスシリーズが頼りになります。

睡眠

睡眠向けならSparkPlugs、しっかり密着させたいならCamo Plugs、まず試してみたいならMeteorsが入ったお試しセットがおすすめです。

持ち歩き

繰り返し使えるものをひとつ旅行バッグに入れておきたいという方には、Loop Quiet 2が向いています。

コンパクトにまとまってケース付きなので、旅のお供にしやすいモデルです。

耳が小さめで、一般的な耳栓がうまくフィットしなかったという方は、4サイズ展開のLoop Quiet 2か、Sサイズ展開のあるサイレンシアを試してみるのがおすすめです。

まとめ

旅行や移動中の睡眠に耳栓を使うなら、遮音性の数値だけでなく、素材の柔らかさ、携帯しやすさ、繰り返し使えるかどうかも合わせて考えると選びやすくなります。

フォームタイプは遮音性が高くて睡眠向きですが使い捨て、フランジ・シリコンタイプは繰り返し使えてスタイリッシュですが遮音値はやや控えめ、という違いを頭に置いておくと比較しやすいです。

この記事で紹介したものは、いずれも実際に多くのユーザーに使われている信頼性の高いモデルです。

旅行前にひとつ試してみると、移動中や旅先での眠りやすさがかなり変わってくるはずです。